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角膜移植(SBSラジオ第6回)


SBSラジオ「聴いてみよう!最新の眼の健康」第6回:2011年9月23日放送分
寺田 海のように広く深い思いやり、慈しみの心をモットーに眼科診療に取り組まれている浜松市中区助信町の海谷眼科院長でいらっしゃいます海谷忠良先生をお迎えして、眼の健康について最新情報を伺います。海谷院長、こんにちは。よろしくお願いします。

海谷 こんにちは。

寺田 今日は、みなさんが一度は耳にしたことがあると思います、『角膜移植』についてお話を伺ってまいります。 まず角膜という言葉はよく聞きますが、どの部分なのか教えてください。

海谷 角膜は眼の表面にあります。前から相手の目を見ると黒くなっていますよね、その部分が角膜です。黒目とも言われています。コンタクトを使ってる方はその上にコンタクトレンズをのせていますよね。

寺田 そうなんですね。

海谷 角膜は大きくいうと5層に分かれています。細かく言えばきりがありません。厚さは平均500ミクロンです。

寺田 500ミクロンというのはどれぐらいのことですか?

海谷 1ミリの半分です。

寺田 角膜移植というのはその0.5ミリの部分を移植することになるんでしょうか。

海谷 移植方法はいろいろあります。外側から内側まで完全に移植する全層移植や、一番内側の層を残して外の部分を移植する方法もあります。あとは角膜の一番内側である内皮(ないひ)だけを移植するという方法も最近開発されて定着してきました。病気の種類によって選択していきます。

寺田 角膜移植に使う角膜は、どのような方からの提供されるのでしょうか。

海谷 いろいろな県にはアイバンクがあったり、アイバンクがなくてもライオンズクラブなどがボランティアで角膜提供の手続きをしてくれています。静岡県であれば静岡県アイバンクというのがあり、そこに献眼をするという登録をしておくと、登録した方が亡くなられた場合眼球を摘出し角膜移植を希望している方に移植をすることになります。

寺田 日本では角膜移植というのはどのくらい前からやっているのですか?

海谷 約50年前に岩手医大の今泉先生によって日本で最初の移植がされています。

寺田 静岡県アイバンクもかなり歴史があるんですよね。

海谷 そうですね。昭和56年にはもうできておりました。

寺田 そうなんですね。自分の角膜を役立ててもらいたいと思ったらアイバンクに登録をすることがまず必要になりますよね。

海谷 その方法が一般的です。眼科の医療機関とかには、自分が亡くなった時に、角膜を提供したいという書類があります。記入してアイバンクに送っていただくとしっかりと登録がされますよ。

寺田 よく『私は視力があまり良くないから私の角膜は役立たないんじゃないか』というお声もいただきますが、それについてはいかがですか?

海谷 角膜がまったく使えない状態でなければ、他の眼の病気があったとしても使用できます。またそういう眼球を摘出したときに移植に使える角膜なのかどうか検査を行いますから、まずは登録されれば良いと思います。ですからもしかしたら使えないのではないかという心配は必要無いかと思います。

寺田 なるほど。 静岡県は献眼者の登録が多いと伺いましたが。

海谷 はい。献眼者数は日本一です。(2008年度)アイバンクが出来る前から今まで、いろいろな方々の献身的な努力が実って、それだけ献眼意識が高まっているのだと思います。

寺田 角膜の提供というのはアイバンクを通じて行われるということですが、海谷眼科さんでも移植の手術はされていますか?

海谷 はい。全層移植あるいは部分的な移植や内皮移植をやっております。最新の眼科医療を使うことで眼が良くなるということもありますから、一度診察を受けて角膜移植の適応になるかどうかしっかりと確認しておくのが良いと思います。
※これはラジオ放送の内容をテキストに書き出したものですが、一部修正を加えてあります。