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緑内障2(SBSラジオ第9回)


SBSラジオ「聴いてみよう!最新の眼の健康」第9回:2011年12月23日放送分
寺田 海のように広く深い思いやり、慈しみの心をモットーに眼科診療に取り組まれている浜松市中区助信町の海谷眼科院長でいらっしゃいます海谷忠良先生をお迎えして、眼の健康について最新情報を伺います。海谷院長、こんにちは。よろしくお願いします。

海谷 こんにちは

寺田 先月に続きまして今月も2大失明原因のひとつである緑内障についてお話を伺います。
緑内障とはどんな病気なのかということで先月お話を伺いました。緑内障は視神経の病気で一度障害された視神経は元に戻す方法はない病気だということもわかりました。
今回は検査・治療法について詳しくお話を伺っていきたいと思います。まずはどのようなことを検査するのでしょうか。

海谷 緑内障のタイプにもよりますが、まずは眼圧をしっかり計ります。眼圧が高くなくても正常眼圧緑内障の場合がありますので視神経の乳頭陥凹や網膜の神経線維の状態がどうかしっかり検査します。さらに視野の検査も行います。一回の検査では状態が把握できないので数回これらの検査を行い、緑内障特有の変化が出ていないか検査します。

また前回お話した房水の流れる隅角がせまくなる閉塞隅角緑内障であれば、瞳の動きによっても隅角が狭くなったり閉じたりすることがありますので、隅角の写真を撮影する特殊な検査もします。それにより無症状であるけれども発作を起こすことが予測されるようであれば治療していきます。

寺田 隅角というのは眼の茶色い部分と黒い部分の丁度間の角にあたるんですね。より詳しい精密検査を行って緑内障であると診断された場合はどのように治療をすすめていくのでしょうか。

海谷 通常の隅角が広い緑内障の場合の治療の基本は眼圧を下げることです。眼圧を下げる方法として薬剤を点眼します。点眼することによって目的とする眼圧のレベルまで下がれば、進行していないかどうかを確認していくということになります。

寺田 目薬で眼圧は下がっていくのですか?

海谷 はい。目薬はいろんな種類があります。眼圧の状態、眼の状態を見ながら選択します。ひとつの目薬で効果が出ない場合はふたつ組み合わせたり、3つ組み合わせたりもします。
閉塞隅角緑内障の場合の治療はレーザーで茶目に房水の流れる穴をあける、あるいは隅角が閉じることを予防するために隅角を広げる手術をします。また緑内障の治療をするために白内障の治療をするということもあります。

寺田 点眼薬、レーザー治療や手術があるんですね。

海谷 あらゆる点眼を試してもなかなか眼圧が下がらないという場合はレーザーの治療をします。レーザー治療が効果が無い場合は房水の流れるバイパスを作る手術をします。これはいろんな手術方法があり、100%完治させる方法が今のところ無く、手術から年数が経過するとそのバイパスの機能が弱くなってまた眼圧が上がってしまい、それを修復する為の手術や別の手術を追加するということもあります。

寺田 まずは経過観察しながら様々な治療をしていってそれでもという場合は手術の可能性もあるということですよね。
先ほど点眼薬のお話がありましたけれども、点眼はずっと続けていかなくてはいけないんですよね。

海谷 そうですね。点眼をして眼圧が下がって、目的の状態になれば、それを継続してみる。その中で眼の神経の変化が進んでいないか、視野の変化が進んでいないかをみていかなければいけません。
目薬をさしていて眼圧は良いと思っていても年数がたつと加齢の変化も加わっていき進行していくということがあります。そのような場合はより眼圧を安定させるために手術ということにもなり一生治療は続けなければいけません。

寺田 一度緑内障になると、手術したからこれで治療が終わりというようなことはないということですね。失明原因の第1位という緑内障。早期発見早期治療の為にも定期的な眼科検診が重要ですね。海谷院長ありがとうございました。
※これはラジオ放送の内容をテキストに書き出したものですが、一部修正を加えてあります。