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加齢黄斑変性症 最新治療



見たいものの中心が見えない、ゆがむ… 近年患者数が増加

加齢黄斑変性症とは、網膜の黄斑が障害される病気です。
黄斑とは網膜の中央にある視力に関わりが深い一番重要な部分で、色や形などの情報を識別する細胞のほとんどがこの部分に集まっています。この黄斑が障害されると視力の低下や、見たいものの中心が見えない、ゆがむなどの症状が現れます。

加齢黄斑変性症は高齢者に多くみられ、加齢による黄斑の老化現象が主な原因と考えられています。高齢者の失明原因のひとつにもなっており、近年患者数の増加が指摘されています。また男性の発症率は女性の約3倍といわれており、喫煙者に多いことも指摘されています。

眼に入った光は網膜の上に像を結び、その情報が視神経を通じ脳に伝わります。


黄斑を障害する脈絡膜新生血管

加齢黄斑変性症には2種類のタイプがあります。
ひとつは脈絡膜新生血管と呼ばれる異常な血管を伴うタイプ(滲出型・wet type)と、新生血管を伴わないタイプ(萎縮型・dry type)です。滲出型は、脈絡膜から異常な血管(脈絡膜新生血管)が生えてくることによって起こります。
新生血管は破れやすいため、出血したり血液中の成分がもれ出して黄斑が腫れ、ものを見る細胞の機能が障害されます。萎縮型がゆっくり進行するのに対し、滲出型は病状の進行が速く、数ヶ月で急激に視力が低下していきます。また患者数の割合も萎縮型よりも多いとされています。
現在この滲出型に有効な治療薬が発売されております。


脈絡膜新生血管の増殖を抑制。視力改善・維持に良好な成績

その治療薬は、脈絡膜新生血管の成長を活性化するVEGFという物質の働きを抑えます。この薬剤(VEGF抗体)を眼内に注射することにより、新生血管の増殖や成長を抑制したり進行をゆるめ、視力の改善や維持に良好な成績を上げています。
従来はPDT(光線力学的療法)といって、特定の光に反応する薬剤を体内に注入し、レーザーを当て新生血管を破壊する方法が主流でしたが、現在、「ルセンティス」や「アイリーア」などの薬剤が発売されており、この薬剤での治療が主流となっております。

下記は、海谷眼科での治療前・治療後の検査画像です。障害された黄斑が、薬剤治療によって改善している様子がわかります。

眼底検査

眼底に強い光を当て網膜の状態を調べる検査です。
治療前は、黄斑を中心に出血と滲出物がみられますが、治療後は出血がおさまり病変部位が縮小しています。

蛍光眼底造影検査

蛍光色素を体内に注入し、眼底カメラで新生血管の状態などを調べる検査です。上記の眼底検査では識別しにくい病変部位を詳細に捉えることができます。治療前は蛍光剤の漏出と出血が広範囲に及んでおり、治療後は、縮小しています。

網膜断層検査

網膜の断面を詳しく調べる検査です。
治療前は、黄斑部の腫れにより網膜の層構造が破壊されていますが、治療後は腫れがおさまり、正常に近い状態になりました。

早期発見・早期治療が大切。定期的な検査を受けましょう

光干渉断層計(OCT)

加齢黄斑変性症は失明を招いてしまいかねない疾患です。失明を防ぐ為にも早めの発見・治療が重要です。

また、加齢黄斑変性症を正しく診断するためには、眼底検査や蛍光眼底造影検査、網膜断層検査などの詳しい検査が必要です。

海谷眼科、かけ川海谷眼科、みどり台海谷眼科では、HRA-2や、光干渉断層計(OCT)などの最新鋭の検査機器を用い精密検査を実施することで、正確な診断による最適な治療を選択しております。症状や治療についてのご質問は、当院の医師にお気軽にお尋ねください。