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糖尿病で恐ろしいのは、合併症です。なかでも糖尿病網膜症は、目に起こる合併症として発病頻度が高く、治療技術は進歩していますが、放っておくと失明する場合があり、現在、成人男性の失明原因の第1位です。糖尿病の患者の半数近くが糖尿病網膜症になり、そのうち約2割が失明ないし失明の危機にある他、発病から15年ほど経った人の約半数が、何らかの網膜異常を起こしているといわれています。 糖尿病になってから数年から10年ほどで発症することが多く、その間ほとんど自覚症状がありません。その為、糖尿病と診断されたら直ちに眼科で診てもらうことが最も重要です。検査によって異常を発見することが可能で、早期発見であればあるほど、治療の成功率も高くなります。眼底検査をすると、網膜症になる前にも、網膜の血液の流れ方に少しでも異常があればわかります。一般に、糖尿病を患っている期間が長いほど、網膜症を合併する可能性も高くなるといわれます。糖尿病と診断されたら、視力に変化がなかったり眼に異常を感じなくても、1年に一度くらいは眼科で診てもらいましょう。 網膜症は段階を経て少しずつ進行していきますが、初期の段階に適切な処置を行えば、進行を抑えることができます。 糖尿病網膜症の初期段階。網膜内の血流が悪くなり始め、眼底には網膜の細かい血管にコブができる毛細血管瘤、網膜の小出血、血液中の成分が染み出してできる硬性白斑がみられます。ただし、症状はありません。
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