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治療と手術

ホーム > 治療と手術 > 眼の病気について > ドライアイ > ドライアイについてのQ&A

ドライアイについてのQ&A


症状について
Q.ドライアイの自己診断の方法はありますか? 詳細を見る
検査について
Q.ドライアイの主な検査は何ですか? 詳細を見る
治療について
Q.ドライアイに対する治療法を教えてください。 詳細を見る
その他
Q.一日中パソコンを使用しているので、目が乾きます。よい予防法はありませんか? 詳細を見る
Q.コンタクトを使うと、ドライアイになりやすいのでしょうか? 詳細を見る
Q.いったんドライアイになった人は治らないのですか? 詳細を見る
Q.ドライアイを放っておくと、どうなるのですか? 詳細を見る
Q.花粉症(アレルギー)との関係はありますか? 詳細を見る
Q.VDT症候群とドライアイの関係はありますか? 詳細を見る

症状について

Q
ドライアイの自己診断の方法はありますか?
ドライアイの症状は様々で個人差があります。一般の人が、自分がドライアイかどうかを判断するのは容易ではありませんが、下記の項目がいくつか当てはまったら、ドライアイの可能性がありますので眼科にて検診をお受けください。
ドライアイチェック
白っぽい目ヤニがでる 目が重たい気がする 目が乾いた感じになる
目がゴロゴロする 目に不快感がある 目が痛い
視界がかすむ 目がかゆい 光がまぶしく感じる
目が充血しやすい 10 秒以上目をあけていられない やたらと涙がでる

検査について

Q
ドライアイの主な検査は何ですか?
一般的なものとしてはシルマー検査があります。これは、下まぶたの間にろ紙を5分間挟んで、5分後に紙が何ミリメートル濡れているかということで涙の分泌量を測ります。
また、目の表面が乾きやすいと小さい傷がでることもあります。そこで染色液を目の中に入れて、目の表面の傷の程度を調べる検査があります。
また海仁グループでは実用視力検査を行っております。「視力は良いのに見えにくい」方は実用視力が低下している傾向にあり、ドライアイの症状を持つ方に多く見られます。実用視力検査計で1~2分間の間、連続して視力を測定し、その変動から日常生活における視機能をシミュレーションします。

治療について

Q
ドライアイに対する治療法を教えてください。
ドライアイの治療には症状や状態によって様々な治療法があります。一般的に軽いドライアイの場合は、少なくなった涙を補充する目的で、人工涙液や潤いを保つための成分を含む点眼薬などを使います。
手術法として涙の排水口である涙点を閉じることで涙の流出を抑え、涙を目の表面に蓄える方法があります。これは上下の涙点にシリコン製の小さなプラグを差し込む方法や、涙点を縫い合わせる方法(「涙点閉鎖術」と呼ばれています)などです。この方法は一般的には比較的重症のドライアイに対する治療法であり、すべてのドライアイ患者に対して適応となる方法ではありません。
近年登場したIPL(Intence Pulsed Light)治療法では、特殊なライトをまぶたに当てる事により、マイボーム腺の詰まりを解消、涙の油層を正常化し、ドライアイ症状の改善を目指します。FDA(米国食品医薬品局)で承認を受けている治療法です。(詳しくはこちらドライアイ治療(IPL治療)

ドライアイの治療には症状や状態によって様々な治療法があります。まずは自分がどの程度のドライアイなのか眼科医に診断してもらい、どの治療が最適なのかを判断してもらう事が重要です。


その他

Q
一日中パソコンを使用しているので、目が乾きます。よい予防法はありませんか?
テレビやパソコンの画面をじっと見続けると(凝視)、まばたきの回数が減り(普段1分間に約20~30回のまばたきがほぼ1/4に)、その結果、黒目の表面(角膜)が乾き、傷ついてしまうドライアイの方が最近増えています。
パソコン使用時にご自身でできる予防策としては、意識してまばたきしたり、乾燥をふせぐために加湿器を使うことも有効なようです。
また、パソコンのモニター画面を眼の位置より下に置き、エアコンの風が直接目に当たらない位置に座ることも重要です。
適度な休憩をとることはもっとも大切で、一般的には60分のコンピューター作業で10~15分程度は休んだ方が良いとされています。
十分な休息をとっても症状がおさまらない場合は目の表面が傷ついている事もあるので眼科医にご相談ください。
Q
コンタクトを使うと、ドライアイになりやすいのでしょうか?
コンタクトレンズの使用はドライアイと密接な関連があります。ソフトコンタクトレンズの装用者では、約80%、ハードコンタクトレンズの装用者では約70%の方が目の乾きを訴えていると言われています。涙はコンタクトレンズと黒目(角膜)の間で潤滑油になって目を保護していますが、涙が減った状態ではレンズが黒目を傷つけたり、細菌に対する抵抗力が下がり、重症の角膜感染症を起こすことにもなりかねません。
レンズのお手入れはもちろん、眼科医による定期検診をうけましょう。
Q
いったんドライアイになった人は治らないのですか?
一度、涙の分泌量が減ってしまうと残念ながらこれまでの涙の量には戻らず、少ないままになってしまいます。現段階では、ドライアイの原因を全て取り除く治療はありません。ドライアイは色々な原因でおこるため、軽い症状と重い症状の場合では治療法もかなり異なります。眼科医にご相談され、あなたの症状にあった適切な治療を受けられる事をお勧めします。
Q
ドライアイを放っておくと、どうなるのですか?
症状が重篤になるとシェーグレン症候群(自己免疫が関係している目の乾燥性角結膜炎)やスティーブンス・ジョンソン症候群(薬に対する反応として起こる皮膚病)などに伴うものや、それ以外でも重症のドライアイでは黒目(角膜)が傷ついて濁り、光が通りにくくなるため、視力が低下したり、傷から細菌が入り、重症の角膜感染症を引き起こすこともあります。また、これらの人がコンタクトレンズを使うと、症状を悪化させる場合もあります。
お心あたりの方は放置せず、眼科医に相談してください。
Q
花粉症(アレルギー)との関係はありますか?
アレルギー反応が強いと涙の成分が消費されドライアイの状態になりやすくなります。
Q
VDT症候群とドライアイの関係はありますか?
VDT症候群とは、VDT(コンピュータを使用するための表示装置)を使った長時間の作業により、目や体や心に影響のでる病気で、別名「テクノストレス眼症」とも呼ばれています。目は、まばたきによって涙が送られると潤い、酸素や栄養分が補給されます。ところが、集中してコンピューター画面や小さな文字を見続けると、まばたきの回数が普段の約1/4に減り、一時的なドライアイにおちいります。VDT症候群とドライアイは互いに症状を悪化させあうので、意識してまばたきを増やしたり、エアコンの風に直接当たらない場所に座る、加湿器もしくは濡れタオルを干すなどの対処法で、目の乾燥を防いでください。加齢やストレス、寝不足によっても涙は減少するので、働きざかりの方は、いっそうの注意が必要です。